10、子供の成長を予想した勉強机
・子供が小学校に上がると、大抵勉強机を欲しがるが、
結局、『ダイニングテーブルやコタツで勉強をしていて、勉強机を買っても
無駄になる』という話をよく聞く。
そこで、作りつけの机と本棚を製作。先手必勝。

11、可動式収納棚
納戸には可動式収納棚を採用。生活を重ねていけば、
収納する物も変わるのだ。 


<あとがき>
僕が取材にいったのは、初夏の気持ち良い晴れの日。
遠目には山が見え、林がある。
庭には木や花があり、家庭菜園の畑がある。そこにあるこの家。

「良く似合うな」それが第一印象。
家はこの場所に良く似合っている。形なのか、色なのか。
とにかく、あとから建った新築の家とは思えないくらい、
この景色に違和感無く、なじんでいる。

強すぎない自然の光でいっぱいの家の中も、やはり、この場所に良く似合う。

今までの須田氏の取材をしてきて、彼の立てた建物は、
そこに住む人、活動する人にあった建物である事は、
強く感じていたが、 今回はそれに加え、その場所に
あっているという事を強く感じた。
今回は、壁紙の選択や、家具の製作なども任せて頂いたとの事で、
全体のバランスがとりやすかった、と須田氏。

取材のあと、こんな事を言っていた。
「自分が歳をとったら、こんな感じの間取りや造りの家に住むのがいいな」

須田氏が建てる、須田氏とその家族の為の家。僕の好奇心を強く刺激する。

よこちしんや